8月6日牧師室より

先週の主日礼拝後の教会懇談会では10年後の教会の夢や幻を語ることをテーマに3つのグループで自由に意見交換がなされました。私はそれぞれのグループに少しづつ参加して話を聞きましたが、それぞれのグループが違う話題を話しているのが印象的でした。皆さんが普段思っていることは多様なんだということを今更ながら知ることができました。

また今すぐにでも検討した方が良い事柄が出されたことを嬉しく思いました。なぜなら、今でもできることをすることは10年後といわず、明日の教会を主に喜ばれるものとすることにつながるからです。懇談会がテーマを超えて良い交わりの場になったことを主なる神さまに感謝します。

ヤコブは夢を見たことの記念に、枕にした石をその場に立て、それに油を注いで聖別し献げました(創28:18)。土気あすみが丘教会の教会員に与えられた夢の記念はこの会堂です。私はこちらに来てからその夢を聞きましたし、今やそれを伝える側になりました。礼拝堂全体が一定の明るさではなく陰影があることの意味に気づいたのは、こちらに来て数か月経って建築家の思想と祈りを知ったときでした。キリストの光が礼拝堂に差し込みます。ここはまさに祈りにふさわしい空間です。ここで祈れば主を近くに感じます。私たちはもっともっとこの光の礼拝堂を伝えていきましょう。

今からできることはなるべく早く着手し、10年後の夢に向かっては祈りを重ねていきたいと思います。