加藤常昭教師が主催する説教塾のリトリート(隠修会)が4年ぶりに先週開かれ、全国から牧師有志達が裾野市の黙想の家に集まり4日間を礼拝と黙想で過ごしました。富士山の麓にある修道院付属の黙想の家は周りが木々に囲まれていて静かです。集中して黙想するにはとても良いところでした。
黙想といっても個人黙想よりも共同黙想が中心ですので、外見は講習会と変わりません。しかし共同黙想は聖書の御言葉をそれぞれが黙想するだけでなく、黙想で得られたものを分かち合うことによって、より深い黙想へと導かれる体験ができます。また寝食を共にすることで牧師同士が交わりを深め、互いに励まし合うことができます。説教塾は超教派でいろいろな伝統を持つ教団の牧師がいることが特徴で、説教に対する理解も異なります。それぞれの伝統に所属する牧師から説教に対する考えを聞くことは自分の説教がどのような位置づけなのかを理解する助けになります。
今回の黙想では『ヘブル人への手紙に聴く』の著者の岩崎謙牧師を講師として「ヘブライ人への手紙」を読み、大祭司としてのイエス・キリストを黙想しました。十字架で私たちの罪を贖ってくださったイエス様と再び来てくださる再臨のキリストを想うのに加えて、今この時に天の聖所で祈っておられるイエス様を想うことができました。私たちキリスト者は弱さがあっても恥を受けても大祭司イエス様に守られています。