詩人の竹内英子さんの詩に「神の力」というものがあります。
何事もなく平和に見える時に
全く突然に
深い悲しみに襲われることがある
理由の分らぬ無気力と
ゆえ知らぬ悲しみ
それは
私を打つサタンの鋭い荊(とげ)なのか
それとも神の愛の試みなのか
私は知らない
然し私は知っている
私は弱くとも神は強く
神の力が私を支える
私には悲しみに耐える力がある
それは神から出づる力である
「わが力
弱きうちに全うせらるればなり」
涙はやがて消え去り
静かな力強い平安が私を包む
竹内さんは1924年に旧満州で生まれ小学生の頃に多発性関節リウマチを患って、50年以上ベッドでの生活を送り、1986年天に召されました。何のために生まれてきたのかという問いに答えてくれたのは聖書でした。人間とは不思議なものです。自分では価値がわからなくても神さまはご存知でその人にふさわしい働きを与えてくださいます。