ラジオで放送された『音楽活動50年 さだまさしの世界』で興味深い話を聞きました。さださんはNHKのドキュメント番組『遺品整理業』を見ていたく感動し、「たった一人で亡くなった人は自分が残していく物がすごく気になっているだろうな。それを本人に代わって整理してくれるっていう、そんな尊い仕事があるんだな」と思ったそうです。そして遺品整理業を題材にした小説を書きました。孤独の中で死ぬとしても遺品を丁寧に片づけてくれる人がいると思うと少しは心が晴れるかもしれません。
教会に連なる人々は互いに互いを思い、不十分かもしれませんが助け合っています。葬儀に関わりできるだけのことをします。世知辛い世の中にあって主と共に互いの交わりを大切にする神の家族です。できれば教会員ではなくても関わりをもてたらよいと思います。
今日は聖人の日です。礼拝は召天者を供養するのではなく、全ての召天者が復活の主キリストのうちに結ばれ、神の御許にあるという平安に感謝するひと時です。
「高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。」(ローマ8:39)。土気あすみが丘教会で信仰生活を送り、天に召された兄弟姉妹を覚えて、共に主を礼拝したいと思います。