12月11日 み言葉と黙想

12月11日「益となるものはない」
コヘレトの言葉2章1~11節
だが、私は顧みた
すべての手の業と労苦を。
見よ、すべては空であり
風を追うようなことであった。
太陽の下に益となるものはない。(11節)

黙想
すべてのものを自分の手に入れても空しいならば、生きるとはいったい何なんだろうか、と思わずにはいられません。幸せになるということは望みのものを望みのままに得ることではないということがそのような状態になった時に初めて分かるのでしょう。どのような人も死に向かう人生でしかありえないという厳然たる真実があります。
コヘレトが教えるのは、人生は空しいことを徹底的に知らなければならないということなのではないかと思います。
今日も主の祝福をお祈りいたします。