4月9日牧師室より

主のご復活おめでとうございます。主は私たちの究極の不安や絶望である死に打ち勝たれました。キリスト教の教理では父と子と聖霊は三位一体の唯一の神ですから、神の御子であるイエス様が復活されることは当たり前のことだと思われるかもしれませんが、イエス様は神の権能を捨てられて人としてこの世界に来られたのですから、死は乗り越えるべき試練でした。そしてその試練を乗り越えることができたのは父なる神に対する信頼でした。

このお祝いの日に教会の将来について考えてみました。日本の教会はどこも高齢化が進んでいます。私たちの教会も同じ状況です。私たちは考えます。「このままだと、あと10年したらこの教会はどうなるだろう」といった具合に。

高齢化や信徒が少なくなることが問題なのでしょうか。高齢の信徒数名の教会でも牧師は来ますし、礼拝をおこない恵みをいただくことができます。では、何が問題なのでしょうか。この世の中に神を知らずに自分の存在の希薄さを感じている人や生き辛さを感じている人たちがいることが問題なのだと思うのです。イエス様が復活して私たちに示してくださった希望を知らない人々が沢山いる、そして空しい刹那的な喜びに拠り所を求めている。教会はこの問題にこそ目を向けなければならないのではないかと思います。これが教会の将来を考える根本になるならばきっと幻が示されるでしょう。