12月17日牧師室より

私の愛唱聖句のひとつは「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」(マタイ6:33)です。なぜこの聖句かと言いますと、この前にある聖句に心を打たれ、この世の宝や富よりも神さまを求めようと決心したからです。イエス様は空の鳥の自由さと野の花の美しさを示されました。そして「思い悩むな。」(マタイ6:31-32)と言われました。

私は就職してから会社や地域で認められることや良く評価してもらいたいと思いつつも、逆に全く評価してもらえないことに憤りを感じていました。自分の存在がどこにもないと思っていたのです。この世を憎み、出世していく人をねたむ愚かな人間になっていました。

初めて出席した礼拝で、イエス様は人々から拒絶されたのに弁明もせずに死なれたことを知り、不遜ながら私と同じ人がいると思い、私の苦しみを知っている人がいるという慰めを受けました。イエス様は死んでいく最中にご自分を拒絶した人々のために神に赦しを願われました。

私を知っていてくださる方がいるということを知って私は目が覚めました。人に認められることも評価されることも必要ありません。本当の自分を知っておられる神がおられるのだから何の心配もなかったのです。私もイエス様のように生きたいと思いました。このイエス様が私たちのところに来てくださったクリスマスがすぐそこに来ています。